この1か月。台風が相次いで北海道を通過していきました。
8月17日 7号
21日 11号
23日 9号
3つも台風が北海道に上陸するのは観測史上初めてとのことです。(それも1週間の間に)
さらに8月30日、沖縄まで行っていた浮浪児台風10号が北上し、大雨を降らせて通過して行きました。
相次ぐ大雨で川は増水。山は水を持ちこたえられなくなってしまいました。
川の水は警戒水位を超え、越流(堤防を越え)し、民家や畑へ。
保水力の限界を超えた山は、土砂崩れを起こし、水と土砂が道路や民家を削ってしまいました。
先日、所用で足寄まで出かけてきました。
帰路、十勝側から日高山脈を見ると、普段は木々に覆われて「こんもり」としているはずの山肌がところどころで、いびつにずれていました。水が山の土砂を流したのでしょう。
発災当初は札幌方面から道東方面に行く国道は
石北峠 ×ダメ
狩勝峠 ×ダメ
日勝峠 ×ダメ
野塚峠 ×ダメ
えりも ×ダメ
道東道 ×ダメ
札幌方面から十勝へ向かうには、旭川~上川~遠軽まで北上し帯広へ南下しなければならないありさまでした。
現在は日勝峠以外は(仮)復旧しましたが、帯広釧路方面へ行くには道東道1本が頼り。
片側1車線の高速が時間帯によっては渋滞しています。事故ったらヤバイよ~~。すぐに東西分断ダヨ。
JR根室線(札幌~帯広)も途中をバスで代替運行です。復旧のメドはたっていません。
JR北海道もヤバイよ~~(>_<)
下の写真は日勝峠(国道274号)の様子です。(室蘭開発建設部提供)
現場では日勝峠を元に戻すには3年以上はかかると言っています。
今更ながら、自然の猛威はすごいと思った、北海道の激甚災害です。
でもね、相変わらず外国人観光客は結構来てます。
ルートを工夫すれば、北海道観光は大丈夫ですよ。
道は寸断されているけど、観光地は元気です。